⁂ Claude Onboarding GitHub ↗

worklog の書き方

worklog とは

worklog は、その日 自分が何をしたか・Claude が何をしたか・どこで自分の判断を入れたか を 1 日 1 回残す短いメモです。

このコースの背骨は「人間の最終確認責任」です。エージェント型 Claude は便利ですが、Claude が言ったことを鵜呑みにすると事故が起きます。worklog は、その「鵜呑みにしなかった瞬間」を毎日言語化する道具です。

長く書く必要はありません。1 日 5〜15 分で書き終わる粒度で十分です。

必須欄(4 項目)

毎日この 4 項目を残します:

  • 今日やったこと
  • Claude が言ったが自分で確認していないこと
  • 自分が承認した点 / 承認しなかった点
  • 気づき・疑問

この 4 つは、コース全 7 日間で固定です。

「確認していないこと」を記録する意図

2 つ目の欄は、「ちゃんと確認しなかったことを反省する」ためのものではありません。Claude を使った作業では、すべてを目視で全件確認するのは現実的ではなく、抜き取り確認になることが普通です。「Claude が言った内容のうち、自分の目で確かめた範囲はどこまでか」を事実として残しておく ことが目的です。後から「あの日のあの作業、本当に全部 OK だったっけ?」と思い返したときに、自分の確認範囲を辿れるようにするためのメモです。

書き方の方針

原則として、自分でゼロから書くのではなく、Claude に下書きを出させてから修正します。その日の作業が終わったあと、Claude にこの会話の文脈ごと worklog の下書きを依頼します。

理由は 2 つあります:

  1. ゼロから書くのは面倒で、続かない
  2. Claude にその日の会話を要約させると、自分がどこで判断したかを Claude の側から書いてもらえる。それを読みながら「あれ、ここは違うな」「これは書かないでほしい」と修正することで、能動的な振り返りになる

自分で全部書くより、下書きを直す方が、判断の言語化が進みます。

Claude への依頼プロンプト(共通テンプレ)

各 Day の作業の終わりに、その会話の最後に以下をそのまま貼り付けます:

WORKLOG PROMPT

今日のこの会話の作業を、以下の4項目で worklog にまとめてください。
私が修正できる下書きとして、各項目を短く具体的に書いてください。
事実だけを書き、推測や評価は含めないでください。

1. 今日やったこと
2. Claude が言ったが私が自分で確認していないこと
3. 私が承認した点 / 承認しなかった点
4. 気づき・疑問

Claude が出した下書きを読み、必要に応じて修正します。プロンプトの 4 項目それぞれで、よくある修正のポイントは次のとおりです:

  • 「Claude が言ったが自分で確認していないこと」: Claude が「やっておきました」「全部終わりました」のように完了を断定していても、自分が一部しか目視確認していないなら、その事実を書き直す。「言った/確認した」を明確に区別する
  • 「自分が承認した点 / 承認しなかった点」: Claude の提案のうち、自分が どこで受け入れ、どこで変更や拒否を伝えたか を具体的に書く。「全部承認した」だけだと、後から見たときに自分の判断の履歴が残らない
  • 「気づき・疑問」: 作業中に感じた違和感、後で調べたいこと、次回試したい工夫などを残す。後の Day や、自分の運用の改善で活きてくる

提出先について

worklog の保存先は強制しません。各自のやりやすい場所で OK です。

ただし、TC では 後でまとめて Teams に貼る ことを基本想定にしています。1 日 1 回でも、コース終了時に全 Day 分まとめて 1 回でも、どちらでも構いません。Teams への共有は 自分の作業ログを後から振り返ったり、所属チームに進め方を共有したりするため であり、評価のためではありません。

Notion、Google Docs、Apple メモ、紙のノート、どれを下書き保存先に使っても構いません。最終的な共有手段だけ Teams を基本想定とする、という整理です。

記入例(Day 1 想定)

仮想スタッフの記入例を 1 件挙げます。長さの感覚をつかんでください。

## Day 1 — Downloads 整理(2026-05-22)

### 今日やったこと
- Code タブで ~/Downloads/ を開いた
- Claude に分類提案 → サブフォルダ構成相談 → 移動計画表 → 実行、の順で進めた
- pdf / image / archive / _未分類 の 4 つに分けた
- 23 ファイルを移動、6 ファイルを未分類に残した

### Claude が言ったが自分で確認していないこと
- 「29 ファイル全件移動完了」と言われた。Finder で各サブフォルダ 2〜3 件ずつしか抜き取り確認していないので、全件は自分で確認できていない
- pdf フォルダの中身の一部は、ファイル名だけで分類が妥当か判断し、中身は読んでいない

### 自分が承認した点 / 承認しなかった点
- 承認した: 4 サブフォルダ構成、移動計画表のうち ⚠ マークなしの大半
- 承認しなかった: Claude が「これは要らなさそうなので削除」と提案してきたところで止めて、「削除はしないで未分類に残して」と返した
- 変更を依頼した: 「screenshot_*.png」を image 配下にまとめる提案を、「screenshot/ で分けて」に変えた

### 気づき・疑問
- 計画表に ⚠ マークを付けさせて、判断が必要な行だけ確認する流れは、現実的で続けやすいと思った
- 次回からは、最初に「削除提案は絶対にしないで」と Claude に伝えておきたい

長さはこの程度で十分です。

このプロンプトを自分用に育てる

何日か続けると、「いつも同じところを直している」「自分はこの欄をこう書きたい」が見えてきます。

そのときは、上の共通テンプレを自分用にカスタマイズしたものを Day 5 の Skill 自作の題材 にすることもできます。例えば:

  • 「『確認していないこと』には、自分が目視確認した範囲(全件 / 抜き取り / なし)を毎回明記してほしい」と書き足す
  • 「『承認した点 / 承認しなかった点』では、Claude が当初提案した内容と、私が実際に決めた内容を対比形式で書いてほしい」と書き足す
  • 毎回貼り付ける Day 番号や日付の書式を自分用に固定する

こうした「自分のクセ」を言語化したものを Skill にしておけば、毎回同じ修正をしなくて済みます。

これは強制ではなく、Day 5 で「Skill 自作の題材が思いつかない」という人向けの選択肢の一つです。