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Day 4

Cowork で指揮者になる

Cowork でタスクを並列に動かし、Chat で枠組みを作りながら、指揮者として 1 つの週報を仕上げる

所要: 60〜90分

このページでやること

目的

Day 4 は Cowork を体験する Day です。 今日のキーワードは「指揮者になる」。

Day 3 までは Claude と 1 対 1 で対話し、画面を見ながら回答を待つ使い方が中心でした。Day 4 では 複数のタスクを Cowork に並列で投げて、その間に自分は別の Chat タブで枠組みを作る二刀流で進めます。そして、指揮者として 1 つの成果物に仕上げます。

Day 3 で学んだ「永続化の階段」(フォルダ単位の前提 = CLAUDE.md)とは 別の軸 です。Day 4 は「時間軸の使い方」が変わる体験です。

今日作るのは、AI や教育テックの 最近の動向 3 つを 1 ページにまとめた『週報サイト』 の最初の形(たたき台)です。リサーチ 3 本 + 枠組み(タイトル・リード・編集後記)が 1 つの HTML ページに統合されます。今回は、見た目はそんなに気にしなくて OK — Day 5 で Skill を使って、この見た目を一段上げます。

今日使う Claude の機能

  • Cowork タブ: 複数タスクを並列で実行できる Claude Desktop の機能。フォルダ操作、Web 検索、長文生成を任せられる。タスクへの追加指示 も出せます
  • Chat タブ: 今日は 二刀流のもう一方 として使います。Cowork に重い作業を任せている間、Chat で軽い対話(タイトル候補・リード文・編集後記)を進めます

注意: Claude Desktop アプリは Cowork が動いている間は 閉じない でください。閉じるとセッションが終了します。

準備するもの

  • ~/weekly_report/ フォルダを 新規作成 します(手順 1 で作るので、今は何もしなくて OK)
  • Cowork が使える環境(有料プラン、対応 OS)であることを確認してください
  • 完成サンプル: 週報サイトの完成イメージ — Cowork が作った素朴なたたき台

手順

今日は手順を 3 つのフェーズ に分けます。

  • フェーズ A(ステップ 1-2): 3 タスクを Cowork に 一気投入(指揮を出す)
  • フェーズ B(ステップ 3-4): Cowork の完了を待たず、Chat タブで枠組み作り(二刀流)
  • フェーズ C(ステップ 5-8): Cowork に戻って 受け取り・統合(指揮者として仕上げる)

1. 3 トピックを選ぶ

まず Finder で、ホームフォルダ(~/)の直下に weekly_report という名前のフォルダを作り、その中に topics というサブフォルダも作っておきます。

次に、自分で 3 つのトピック を選びます。基準は次の 3 つ:

  • 独立した 3 つ(互いを参照しないトピック)
  • Web で調べないと分からない程度の鮮度(「最近の動向」など)
  • 自分の関心領域から選ぶ

選び方の例:

  • 「Claude Code Cowork の活用事例まとめ」
  • 「Claude 4 系モデルと他社主力モデルの比較(最近の動向)」
  • 「MCP(Model Context Protocol)の普及状況」
  • 「AI チューターの導入事例(最近)」
  • 「映像授業プラットフォームの新機能トレンド」
  • 「個人開発者向け AI 活用ワークフロー」

これらの例が手がかりになります。困ったら上から 3 つ選んでも構いません。

2. Cowork タブで 3 タスクを続けざまに投入

Claude Desktop の Cowork タブ を開きます。

下のテンプレートをコピーして、(自分のトピック 1) の部分を自分の選んだ 1 つ目のトピックに書き換えて、Cowork タブに投入します。このとき フォルダを選択 して、先ほど作った ~/weekly_report/topics/ を指定してください。

あなたは「AI / 教育テック週報」のリサーチャーです。
以下のトピックについて、Web で 3 つ以上の信頼できるソースを参照して、
初学者にも分かるように 1500〜2000 字のレポートを書いてください。

トピック: (自分のトピック 1)

含める要素:
- 概要(200〜300 字)
- 背景・なぜ今これか(200〜300 字、最近 3〜6 ヶ月の動向に触れる)
- 具体例 2〜3 個(事例 / プロダクト / 出来事)
- 異なる視点 or 批判的観点を 1 つ
- 出典 URL を 3 つ以上明記
- 個人的な見解(200 字程度)

出力: Markdown ファイルを ~/weekly_report/topics/ に保存
ファイル名: topic_1_<短いスラッグ>.md

同じテンプレートを使って、トピック 2、トピック 3 もそれぞれ「New task」として別タスクで投入 します。前のタスクの出力を待たずに、続けざまに 3 タスクを投入してください。3 つ投げ終わったら、Cowork タブから一旦離れます。

指揮者の感覚: 「投げて、離れる」これが今日の核です。1 件ずつ画面を見つめて待つ Day 3 までの使い方とは違うリズムを意識してください。

3. Chat タブで枠組みを対話的に詰める

ここからフェーズ B。Cowork が 3 本のレポートを書いている間に、別タブ(Chat タブ) で週報全体の枠組みを仕上げます。

Chat タブを新しく開いて、以下を順に対話で詰めていきます。

(i) 週報タイトル

週報のタイトル候補を 5 つ出してください。
テーマは「AI / 教育テック の最近の動向 3 トピックを紹介する週報」です。

5 つから 1 つに絞り込みます。「もう少しカジュアルに」「専門用語を減らして」など対話で詰めると速いです。

(ii) リード文(100 字程度)

タイトル「(決まったタイトル)」に合わせて、
読者を引き込む 100 字程度のリード文を書いてください。

(iii) 編集後記

今週は Cowork で 3 トピックを並列リサーチしました。
編集後記の方向性を 3 つ提案してください。
(並列体験の感想 / トピック横断の所感 / 次週への布石 など)

3 つから方向性を 1 つ選んで、150-200 字の後記文を書いてもらいます。

4. 枠組みを frame.md として保存 + 二刀流の振り返り

Chat で詰めたタイトル・リード・編集後記を、テキストエディタ or Code タブ~/weekly_report/frame.md として保存します(手動でコピペ)。

形式の例:

# タイトル
(決まったタイトル)

## リード
(100 字のリード文)

## 編集後記
(150-200 字の後記)

完璧でなくて OK です。Cowork から本文が戻ってきたら微調整します。

30 秒だけ振り返り ます(worklog 用メモ):

  • Cowork が気になってちらちら戻りたくなったか?
  • 逆に集中できたか?
  • 「Cowork に向いていた作業」「Chat に向いていた作業」の感覚で気づいたことは?

早く終わったら: Chat タブで「単発の気になる調べ物」など軽い作業に流れても OK です。実務での待ち時間と同じ感覚で使ってください。

5. Cowork タブで 3 タスクの結果を順に確認

ここからフェーズ C。Cowork タブに戻ります。3 タスクが完了しているはずです。

各タスクの結果を確認します。じっくり精読してもよいし、時間がなければざっくり眺めるだけでも OK です。

~/weekly_report/topics/ フォルダに 3 本の MD が生成されていることも確認してください。

6. 1 タスクに追加指示を出す

3 タスクのうち、「もう一歩」と感じた 1 つ に追加指示を出します。Cowork のタスク画面で、引き続きチャットメッセージを送ると、同じ文脈を引き継いだ追加対応を依頼できます。

例:

専門用語が多い印象です。中学生でも分かる言葉に書き直してください。
特に「(具体的な箇所)」のあたりが分かりにくいです。
具体例をもう 2 つ足してください。
できれば最近 3 ヶ月以内の事例だと嬉しいです。

他の 2 タスクは触らずに、注力する 1 件に絞ります。これも 指揮者の判断 です。

7. Cowork に統合依頼

最後に、Cowork に 新しいタスク として統合依頼を投入します。このとき フォルダを選択 して ~/weekly_report/ を指定してください。

~/weekly_report/topics/ の 3 本文と ~/weekly_report/frame.md の枠組みを統合して、
1 つの週報 HTML ページ ~/weekly_report/weekly_report.html を作ってください。

構成:
- タイトル
- リード文
- Topic 1 / 2 / 3(各レポート本文)
- 編集後記

編集後記は frame.md の内容をベースに、3 つの Topic の本文と突合して
**最小差分で意味の通る内容に調整**してください。
タイトル・リード文は仮想週報サイトの汎用的な枠組みなので、Topic との完全な対応は不要です。
調整した編集後記は、~/weekly_report/frame.md にも反映してください。

見た目はシンプルで構いません。

完成すると ~/weekly_report/weekly_report.html が生成されます。ブラウザで開いて、3 本のリサーチ + 枠組みが 1 つの週報になっていることを確認してください。

8. 「指揮者として何をやったか」を worklog 言語化

完成した weekly_report.html を眺めながら、3〜5 行で 振り返ります。詳細は次のセクション「成果物 — worklog を残す」で。

成果物 — worklog を残す

今日生まれたもの:

  • ~/weekly_report/weekly_report.html(たたき台)
  • ~/weekly_report/topics/topic_*.md × 3
  • ~/weekly_report/frame.md

最後に 指揮者として何をやったか を 3〜5 行で worklog にまとめます。

WORKLOG PROMPT

Day 4 の作業を、以下の 5 項目で worklog にまとめてください。

- 並列で 3 トピック投げて感じたこと
- Cowork に向いた作業 / Chat に向いた作業
- 追加指示で得た感覚
- 統合を Cowork に任せた結果どう感じたか
- Day 5 への期待(見た目を Skill に任せる)

次の Day へ

Day 5 では Skill を学びます。「自分専用の定型手順を システム全体 に効かせる」体験 — 永続化の階段 3 段目 です。

  • Day 3 = フォルダ単位の永続化(CLAUDE.md
  • Day 4 = 時間軸の使い方(Cowork で並列・指揮者になる)
  • Day 5 = システム全体に効く永続化(Skill)

Day 5 の山場のひとつは、今日作った weekly_report.html(たたき台)を Skill に渡して、見た目を一段上げる体験です。今日は中身に集中する Day でした。