⁂ Claude Onboarding GitHub ↗

Day 1

実用衝撃 — Downloads 整理

ChatGPT/Gemini ではできないことを最初に体感する

所要: 60〜90分

このページでやること

目的

Day 1 は 自分の ~/Downloads/ フォルダを Claude に整理してもらう 体験をします。

ChatGPT や Gemini では「ファイルを移動する」という操作はできません。Claude の Code タブあなたが明示的に開いたフォルダの中身を確認し、必要に応じてファイル操作の提案や実行ができます。この差を最初に体で覚えるのが Day 1 の狙いです。

ただし、相手は自分の本物のファイルです。あとから「あれ、どこ行った?」とならないように、今日は Claude に削除させず移動だけにする・自分で承認してから動かす の 2 点を守って進めます。

今日使う Claude の機能

Claude Desktop の Code タブを使います。

Code タブは あなたが明示的に開いたフォルダの中身を確認し、必要に応じてファイル操作の提案や実行を行えます。Chat タブとの違いは、「会話」だけでなく「指定したフォルダの中で作業する」点。今日はその違いを体感します。

準備するもの

  • Claude Desktop(Day 0 でログイン済み、会社 Team アカウント)
  • 自分の ~/Downloads/ フォルダ: 中身は普段使っているままで OK
  • Finder: 移動結果を目視確認するために使います

進め方の選択

Day 1 は次の 2 つのどちらかを選んで進められます。どちらでも体験は成立します。

  • A. 自分の ~/Downloads/ を直接整理する(推奨): 実用衝撃を最大化できる本来のコースです。本物のファイルを扱う緊張感もあるので、下の「事前避難」で守りたいファイルを手動で避難させてから始めます
  • B. 練習用コピーで進める(不安な人向け): ~/Downloads/ を Finder で見て、整理してよいファイルだけを ~/Desktop/day1_downloads_practice/ のような練習用フォルダにコピーし、その練習用フォルダを Code タブで開きます。本物のファイルを動かさずに済みます

以下の手順は A を前提で書いています。B を選んだ場合は、手順の中の「~/Downloads/」を「~/Desktop/day1_downloads_practice/」と読み替えてください。

事前避難(A を選んだ人向け、推奨)

Day 1 を始める 前に~/Downloads/ の中身を Finder で軽く眺めてください。「Claude には触ってほしくない」ものがあれば、Day 1 を始める前に手動で別の場所(例: デスクトップに _day1_除外/ フォルダを作って移動)に避難させます。

例えば次のようなものがあれば避難対象です:

  • 進行中の作業ファイル
  • 業務上の重要な書類
  • 個人的に大事なもの(家族の写真、未バックアップの素材など)
  • 用途や中身が自分でもよく分からないファイル

人間が確認すること

避難は「別フォルダへの移動」で構いません。判断に迷ったものは、無理に避難せず後で Claude と相談しても OK です(後の手順で「これは触らないで」と伝えられます)。

手順

1. Code タブで ~/Downloads/ を開く

  1. Claude Desktop で Code タブをクリック
  2. 「フォルダを開く」または同等のメニューから ~/Downloads/ を選択
  3. Code タブのファイル一覧に Downloads の中身が表示されることを確認

人間が確認すること

開いたフォルダが本当に ~/Downloads/ であること。/Users/<自分の名前>/Downloads のパスが表示されているはず。間違って ~/Documents/~/Desktop/ を開いていないか必ず確認する。

2. 中身を眺めて分類を提案させる(読むだけ、まだ動かさない)

Claude に以下を頼みます:

このフォルダの中身を一覧で見て、ファイルをどう分類できそうか提案してください。
今は提案だけで、ファイルは一切動かさないでください。
分類カテゴリの候補と、各カテゴリに何件くらい入るかを示してください。
件数が多い場合は、各カテゴリの代表例を 5〜10 件ずつ抜き出して見せてください。

Claude が分類カテゴリと割り当てを返してきます。

人間が確認すること

Claude が「実行しました」「移動しました」とは言っていないこと(今は提案だけのはず)。もし実行しようとしている気配があれば即座に止める。

3. サブフォルダ構成を相談して決める

Claude の提案を読み、自分が後で使いやすい分類になるよう相談します。例えば:

  • pdf/ image/ archive/ の3つに分けたい」
  • 「動画ファイルだけは別フォルダにまとめてほしい」
  • 用途がはっきりしないものは _未分類/ に入れて

サブフォルダ名は自分が後で見たときに分かるものを選びます。

人間が確認すること

「用途や中身がはっきりしないものは未分類に残す」方針を Claude にはっきり伝える。分類を Claude に勝手に作り込ませない。

4. 移動計画を出させて、判断が必要なものだけ確認する

Claude に以下を頼みます:

決まったサブフォルダ構成で、どのファイルをどこに移動するか、計画を出してください。

形式は次のとおりです:
- 分類が明確なファイル群は、サブフォルダごとに「件数 + 代表ファイル名 3〜5 件」でまとめて見せる
- 分類が明確でないもの・パターンと違うもの・私の判断が必要だと思うものだけ、
個別に行として「現在パス → 移動先パス(理由)」の形式で全件挙げる

私の判断が必要な行には、行頭に「⚠」マークを付けてください。
まだ実行しないでください。

Claude が移動計画を返してきます。

人間が確認すること

全件チェックする必要はありません。「⚠」マークの行だけを読んで判断します。「これは未分類に変えて」「これは動かさないで」と伝えて、計画を更新させます。⚠なしの「件数まとめ」部分は、サブフォルダ名と件数だけ眺めて違和感がなければ OK です。

5. 移動を実行させる

計画に納得できたら:

この計画の通りに移動してください。削除はしないでください。移動だけ。

Claude が移動を実行します。

人間が確認すること

Claude が「実行しました」と言っても鵜呑みにしない。次のステップで Finder で実物を見るまで信用しない。

6. Finder で実際の配置を確認する

  1. Finder で ~/Downloads/ を開く
  2. サブフォルダができていることを確認
  3. 各サブフォルダを開いて、計画表通りのファイルが入っていることを目視で確認
  4. Downloads 直下に残っているファイル がある場合、それが現状維持または未分類として残すと決めたものかを確認

人間が確認すること

数が多い場合は全件確認が大変ですが、最低でも 各サブフォルダで 2〜3 件ずつ抜き取り確認 はしてください。Claude が「全部やりました」と言ったあとに、実は一部しか動いていなかった、という事例は起こり得ます。

7. worklog を Claude に依頼する

次のセクションのプロンプトを Claude に投げて、その日の worklog 下書きを出させます。

やってはいけないこと(安全境界)

Day 1 で「あれどこに行った?」とならないために、Claude に次のことをさせない ようにします。

  • 削除させない: 移動操作だけにする。「これは削除候補です」のような提案が出ても、必ず「削除はしないで、未分類に残して」と返す
  • 承認していない移動を実行させない: 必ず計画を出させ、自分が確認してから実行する。途中で勝手に動かさせない
  • 用途や中身がはっきりしないファイルを適当に分類させない: 判断がつかないものは「未分類」または現状維持にする。「たぶんこれだろう」で動かさせない
  • 触ってほしくないものは事前に避難: 業務上の重要書類や個人的に大事なものは、渡す前に別フォルダへ手動で動かしておく(「事前避難」セクション)

トラブルが起きたら

もし「想定と違う場所に動いた」「ファイルが見当たらない」と気づいたら、すぐに作業を止めて Finder で状況を確認します。普段 Time Machine などのバックアップを使っていれば、そこから戻すこともできます。worklog にも経緯を必ず記録しておきます。

成果物 — worklog を残す

その日の作業が終わったら、以下のプロンプトを Claude に投げて worklog の下書きを出させます。

WORKLOG PROMPT

今日のこの会話の作業を、以下の4項目で worklog にまとめてください。
私が修正できる下書きとして、各項目を短く具体的に書いてください。
事実だけを書き、推測や評価は含めないでください。

1. 今日やったこと
2. Claude が言ったが私が自分で確認していないこと
3. 私が承認した点 / 承認しなかった点
4. 気づき・疑問

特に Day 1 では、移動計画書のうち ⚠ マーク付きの行(判断が必要だった行)を
どう処理したかを「3. 承認した点 / 承認しなかった点」に必ず含めてください。

下書きを読み、必要に応じて修正して、手元のメモか Teams に残します。

「確認していないこと」を記録する意図

2 番目の「Claude が言ったが自分で確認していないこと」は、ちゃんと確認しなかったことを反省するための欄ではありません。Claude を使った作業では、すべてを目視で全件確認するのは現実的ではなく、抜き取り確認になることが普通です。「Claude が言った内容のうち、自分の目で確かめた範囲はどこまでか」を 事実として残しておく ことが目的です。後から「あの日のあの作業、本当に全部 OK だったっけ?」と思い返したときに、自分の確認範囲を辿れるようにするためのメモです。

Day 1 では「2. Claude が言ったが自分で確認していないこと」と「3. 承認した点 / 承認しなかった点」に書くことが多いはずです。「Claude が言った全件移動を、Finder で抜き取り確認しただけなので全件は確認できていない」「Claude が提案したサブフォルダ名のうち◯◯は変更を依頼した」など、具体的に書きます。

次の Day へ

明日は Day 2 — Chat を使い倒す(Project + Artifact + 添付) に進みます。

事前準備:

  • Day 2 では Claude Desktop の Project 機能を初めて使います。事前準備は特にありませんが、「自分が普段やっている定型作業」を 1 つ思い浮かべておくと進めやすいです(例: 「会議メモのフォーマット統一」「メールの下書き作成」「資料の要点まとめ」など、生徒データや実案件データを含まないテンプレ的な作業)